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2007年10月

『アマチュアのための軽飛行機製作法』

 『軽飛行機の設計法』で軽飛行機設計のノウハウを伝授してくれたL.パズマニーが、今度は軽飛行機の製作法を指南してくれます。出版は1970年。

 パズマニーは、自ら設計した複座軽飛行機PL-1、PL-2の図面の販売をしていました。その設計図を買ったアマチュアビルダーから寄せられた質問への回答として編纂され、本書は出版されました。そのためPL-2を製作していく課程を追いながら軽飛行機の作り方を解説しています。

 アルミの板金作業から組み立て、FRP部品の製作など、軽飛行機が出来るまでの一通りの作業を300以上の写真と図を使って丁寧に説明しています。リベット作業ではリベットの選び方、打ち方、検査の仕方まで、FRP部品の成型では、断面線図から石膏型を作製するとこから始めるという具合で、まさに手取り足取り。ただ、一つ難をいえば多用されている写真が、色褪せた感じで不鮮明なところか。作業内容を知るには十分ですけどね。

 意外というか、自作飛行機だから当然なのか、特殊と思える製作技術は使われていません。趣味の範囲でも、アルミの板金は車好きやロボット製作、FRPはバイクのカウルやカヌーの自作で使われ、グーグルで検索すればどちらも1万以上ヒット。その辺の技術を持っている人なら、無理なく軽飛行機も作れてしまうような気がします。

 もっとも、金と時間は別の話。著者も、機種の選択などにおいて最終決定の決め手になるのは、ほとんどの場合、経費と製作時間だと述べています。1970年頃で、PL-1のような複座の軽飛行機を製作するには約3000人×時間の製作工数が必要だったそうです。1年以上をかけて製作するのも普通だとか。場所と時間と費用。実際に作るとしたら、製作技術より難問かもしれません。

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『軽飛行機の設計法』

 模型飛行機や紙飛行機ではなく、人が乗って大空を飛ぶ軽飛行機の設計について解説している本です。対象とされる読者は、飛行機を自作しようとしているアマチュアのホームビルダー。自作飛行機だからといっていい加減なものではなく、全金属製の飛行機です。

 著者は、軽飛行機「Pazmany PL-1」を設計・製作したL・パズマニー。PL-1は曲芸飛行ができるほど優秀な機体で、台湾空軍で練習機(40年ほど前の話)として使われたほどです。

 本書では、このPL-1を設計する過程を追いながら、軽飛行機の設計に必要なノウハウを教えてくれます。幸いにして、アマチュアの設計家向けなので難しい数学は使われていません。機体の形から始まって、高翼にするか低翼にすべきか、翼の平面形や翼形、エンジンの選定、コックピットの設計、降着装置についてまで幅広く解説。製作が簡単か否か、視界について、墜落のときの生存率、など実用本位の考え方で話は進む。読み終えた頃には、軽飛行機の設計図ができるまでを大雑把に頭の中に描けるようになります。

 ただし、130ページしかない薄い本なので設計図を引くまでには至っていません。主翼については詳細に検討されているのに対し、胴体のセミモノコック構造については2ページのみ。これ一冊を読んだだけでは到底設計図は引けないでしょうね。あくまでも本書は初期設計について解説したもので、著者は「将来、性能と操縦性、構造設計、・・・についても巻をあらためて出版したいと思っている。」と述べています。

 本書の出版は1971年、原著にいたっては1964年と半世紀近くも前です。絶版なので古本屋でしか手に入りません。似たような内容の本も残念ながら見当たらず。

 ど素人とまでとは言いませんが、せめて高専くらいの知識と技術で無理なく軽飛行機を設計、製作できる教科書を出してくれる出版社はありませんかね。1000ページになろうが2000ページになろうが構わないから、それ一冊で空に飛ばすところまで持っていけるような。そんな教科書があれば自作飛行機ビルダーも増えていき、牽いては航空産業の裾野を広げる手助けにもなることでしょう。

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『カクテル ― こだわりの178種』

 大都会。超高層ビルの最上階、眼下には幾万もの街の灯が瞬き、見上げれば満天の星空にまんまるお月様。生演奏のピアノがショパンを奏でるなか、カクテルグラスを傾けて、隣に座る美女と大人の会話を楽しむ。

 などというバカな妄想を酒を飲み始めた頃には抱いたものでした。結局、美女どころかカクテルバーとも縁も縁も無い人生を送り、飲み行くときは居酒屋止まり。まっ、当節、カクテルくらい居酒屋でも飲めるのですがね。ブツブツ・・・。

 さて、ここから本書の話。著者はカクテルに関する本を何冊も出している稲保幸(いな やすゆき)。ウィスキーからブランデー、ジン、ウオッカ、ラム・・・とベースになる酒で分類し定番カクテルを178種、それにプラスしてカクテルコンクールで優勝した作品13種を紹介しています。各種ごとに解説とレシピがあるので、薀蓄を増やすのにももってこい。

 大きな本屋さんの料理本コーナーにはカクテルの本が何冊も置いてあります。その中からこれを選んだ理由は二つ。まず、オールカラーで眺めているだけで楽しめること。この手の本は白黒だと味がありません。もう一つは、カクテルごとにアルコール度数が載っていることです。缶ビールでいえば3本がリミットの身としてはアルコール度数が分かるのはありがたいもの、迷わず手に取りました。

 酒とは呼べないノン・アルコールのカクテルやアルコール度数が10度未満のカクテルから、けっして口にしては為らない度数が高いものまですぐに分かります。要注意カクテルは、名前からして強そうなアースクェーク(47度)やアラスカ(42度)。掲載はされていませんが、世の中には50度を越えるカクテルもあるというから恐ろしいものです。

 居酒屋なんかでも親切なところはメニューに酒の強さを載せているし、カクテルバーにいくことがあればバーテンダーさんに聞けばいいのかもしれません。でもね、女のまえで「弱いカクテル下さい」というのは、ごにょごにょ。

カクテル―こだわりの178種 Book カクテル―こだわりの178種

著者:稲 保幸
販売元:新星出版社
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『嵐の惑星ガース』

 一昔前、そこそこ人気のあったSF小説「デュマレスト・サーガ」シリーズの第一作です。出版は1982年(原著は1967年)、著者はE・C・タブ。しばらく絶版になっていましたが昨年やっと復刊しました。

 まずは簡単な作品(シリーズ)の紹介。

 主人公の名はアール・デュマレスト。十歳のときに宇宙船に密航して故郷の星を離れて以来、星から星へと渡り歩く日々。ついには故郷の星の名さえ通じないところまで行き着いてしまう。ある日、望郷の念にかられたデュマレストは故郷の惑星へ帰ろうと決意します。その惑星の名は「地球」。あるところでは「国」と同じような一般名詞として使われ、また別のところでは伝説の星と思われています。結局のところ「地球」がどこにあるのかチンプンカンプン、誰も知りません。「地球」の情報を求め、高度に科学技術が発展した惑星から未開の惑星まで、さまざまな惑星を渡り歩く。もちろん生活費や、次の惑星への渡航費用も稼がなければなりません。しかし、デュマレストのような渡り者がありつける仕事は危険なものがほとんど、そのため次々と事件に巻き込まれてしまう。さらに、宇宙を支配しようとする組織の極秘情報を手に入れてしまったばっかりに、組織から追われるはめに(数巻後からの話)。追っ手の追跡を振り切り、「地球」への帰郷を望みながら、デュマレストは今日も独り宇宙をさすらう。

 ってな物語です。毎回、危機的状況に陥るも、デュマレストは強靭な肉体と不屈の精神、類稀なる洞察力で乗り切っていく。特殊能力を持ったスーパーマンではなく、数多くの修羅場を切り抜け鍛えられた男。つねに用心深く、美女に惚れられても油断して心を許すことはありません。金に対しては極めてドライ。この辺がハードボイルド系とも言われる所以です。主人公の魅力が8割くらいを占める作品といってもよいでしょう。

 では、第一作の紹介。惑星ガースは、海は血の色に染まり、岩と砂塵の舞う世界。風が山脈を吹きぬけるときに奏でる天球の音楽が唯一のうり。奇跡を起こすと評判のこの音楽を目当てに観光客が訪れるくらいです。仕事がほとんど無いこの惑星は、渡り者にとってどん詰まりの袋小路。望まないまま運悪くこの星に降り立ってしまったデュマレストは、女皇国の後継者問題に巻き込まれてしまう。

 このシリーズは31巻まで出版されたのですが、27冊しか持っていないのですよ。他のに浮気している間に絶版になってしまったもので。やっと復刻版がでて喜んでいたら、5作目で足踏み状態です。6作目はでる気配無し。東京創元社には、翻訳されていない1冊も合わせ、最後まできっちり出して貰えるとありがたいですね。

 ☆追記(2008.6.29):再び絶版になってしまったようです。

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『日本が再び降伏する日』

 冷戦真っ只中の1980年に出版された近未来軍事物、いま読み返してみるとある意味トンデモ本。著者は藤川鉄(ぺんねーむ・本名は不明)。著者紹介によれば某政党の安全保障政策にも関わっていた人物です。

 本書は二部で構成され、第一部は米ソ対立のなかで日本の置かれた状況を解説しています。ソ連のアフガニスタン侵攻、イラン革命、ソ連太平洋艦隊の増強や環太平洋圏構想などから日本の軍事大国化は必然だと。

 で、第二部。軍事大国になった日本が歩む道を詳細なデータでシミュレーション。それでは日本の行く末を450字ダイジェストで・・・

 始まりはトルコ。政変で樹立された親ソ政権が、キプロスに出兵しギリシャと戦争になります。トルコをソ連、ギリシャをNATOが支援し戦争は拡大していく。ここでアメリカはソ連三分戦略を発動、ソ連の軍事力を西欧、中国、太平洋に分散させようと試みます。しかし、中国は参戦せず南北朝鮮は睨みあっているだけ。アメリカにせっつかれた日本は三海峡を封鎖。激怒したソ連は日本のシーレーンを通商破壊。原油、食料の不足が深刻に。状況打破のためウラジオストックを奇襲攻撃するがあえなく失敗。激高したソ連は金沢市を核攻撃。政府はアメリカに核による報復を要請するも、全面核戦争を避けたい米国は応ぜず。その代わり、補給に戻るソ連艦隊を潰すための核機雷をくれます。対馬海峡を強行突破しようとするソ連艦隊と自衛隊がついに衝突。するも自衛隊は瞬殺され、戦力のほとんどを失う。さらにソ連は対馬に上陸。核機雷を奪われたくないアメリカは対馬と沖縄を核攻撃。世界各国が膠着状態から抜け出すため停戦への道を模索するなか、日本だけは敗戦の道を歩んでいく。

 現実には、第三次世界大戦は起こることなく、海上自衛隊をボッコボコにするはずのソ連太平洋艦隊は赤錆だらけ。それどころかソ連は分割されて消滅してしまいました。

 ちなみに本書はゴマブックスの世界の読み方シリーズの一冊で、他に『右手にコーラン左手に石油』『アメリカが日本を捨てる日』『クレムリン悪魔の賭け』『北京の罠に日本が自滅する日』があります(ただし全て絶版)。内容はともかく、タイトルだけは今でも通用しそうなものばかり。

 世間の注目を浴びたいがゆえか、販売数を伸ばすためか、とかくこの手のものは極端で刺激的な傾向になりがちなもの。斜めに読むか、あら捜しをするのが正解ってところですかね。

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『地球環境報告』

 1988年、つまり今から19年前に出版された環境破壊に対する警告の書です。著者は当時、朝日新聞社編集委員であった石弘之(いし ひろゆき)。

 国土の半分を覆っていた緑が、無理な耕作のよる土壌流出により消えてしまったエチオピア。焼き畑農業や材木輸出のために激減したフィリピンの熱帯雨林。先進国では食料が溢れかえり補助金までつけて輸出したために、発展途上国の農業が破壊されるという不合理さ、などなど。世界各地、80を越える国々を渡り歩いて知り得た環境破壊の実態を報告しています。新聞記者という職業柄か習性なのかデータ(数字)が極めて豊富で説得力があり、現在の状況と比べることも容易です。

 意外なことに二酸化炭素の増加による地球温暖化には触れられていません。憶えはないけど当時はまだ環境問題の主役になってはいなかったのでしょう。

 さて、この19年間で地球環境はいい方向へ向かったでしょうか。確かに、いくつかの対策がなされ成果はでています。本書で取り上げられている先進国から発展途上国への有害廃棄物の移動は、バーゼル条約(1989年に採択、1992年に発行)で規制されました。植林によって森林面積が増加した国も無いではありません。

 しかし、このような努力も、昨今の環境問題に関する報道を見る限り焼け石に水のような気がします。先進国から発展途上国への有害廃棄物の移動は防いだのに、今度は中国から全世界への有害製品の輸出に悩ませられることに。本書には汚れたシロクマの話が載っているのですが、クマどころか北極の氷が日本列島分、解けてしまうってところまで来ています。減る一方の森林、京都議定書が結ばれても増えるばかりの二酸化炭素。

 「では、お前はどうなんだ?」と聞かれたら、「19年前より地球環境に負担をかける生活をしています」って答えるしかありません。こまめに電気は消すようにしてはいるけど、車に乗るな、パソコン使うなって言われたら拒否します。

 環境問題ってある意味、人間の欲望との戦いじゃないのかな。だから生活を前近代に逆戻りさせるような策には強い抵抗があることでしょう。低燃費車や消費電力の小さい家電の開発、風力発電や太陽電池の普及など、技術の進歩によってでしか解決できないと思います。

 著者の石弘之氏は現在、北海道大学公共政策大学院教授で地球環境に関するブログも書いています。環境問題に関心のあるかたは一読すればためになること間違いありません。

 *「地球環境報告・それから ~石 弘之からの報告~

地球環境報告 (岩波新書) Book 地球環境報告 (岩波新書)

著者:石 弘之
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『さわやかエネルギー風車入門』

 先日、ニューヨークの原油先物相場において原油価格が一時1バレル90ドルを突破しました。中東という不安定な地域に原油が偏在している地政学的リスク、中国やインドなどの人口大国の経済発展による需給の逼迫により、そう遠くない日に1バレル100ドルを越えるのではないでしょうか。また、二酸化炭素の増加による地球温暖化の影響は世界各地で顕在化しています。化石燃料から自然エネルギーへのシフトは待った無しといえるでしょう。

 そんな自然エネルギーの一翼を担うのが風力発電です。本書は1991年に発行され、その後二回の改訂・増補を経て最新版は2004年に発行されている好著です。著者は足利工業大学の牛山泉教授。風車の構造、歴史から経済性まで網羅し、これ一冊で風力利用の基礎知識全般を得ることができます。

 紀元前から始まる人類による風力利用の歴史から、世界の風力発電の状況、日本における風力利用の可能性までとても詳しい。風車の構造の話では、揚力・抗力によって風車が回る原理や、最適なエネルギー効率を得るための羽根の形といったところまで説明されています。もっとも一般向けに書かれているので専門知識が無くても読みやすい。

 ところで風力発電の風車をみたことがありますか。意外と多くの風車が日本全国に点在し、2006年時点で約1000基も立つ。そのうちの一本が横浜市の瑞穂ふ頭に立っていて、みなとみらい地区や大桟橋からも見ることができます。タワーの高さは78m、定格出力は2000kwとかなりでかい。技術の進歩によるこの大型化によって風力発電の競争力は増しています。

 ただし良い面ばかりではなく大型化による問題も生じています。たとえば景観破壊。現在、数ヶ所で紛争になっています。

 この問題の解決策のひとつが洋上風力発電です。今日の中日新聞webサイトに、政府が洋上発電の実証実験に乗り出す方針との記事が載っていました。ますます、注目を浴びる風力発電。本書を熟読しておけば、風力発電に関する記事も一歩踏み込んだ視点で読めることでしょう。

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『犯罪と刑罰』

 「死刑の執行は法相が絡まないでも自動的に進むようにすべきだ」との趣旨の発言を鳩山法務大臣が前内閣総辞職後の記者会見で述べたことはご存知のことと思います。一部の不評を買い、暴言だ、失言だ、人間の資格さえない、とまで言われる始末でした。それで思い出した一冊。

 時は遡って、1764年まだまだ封建社会が色濃いヨーロッパで本書は発行されました。著者はイタリアの法学者、啓蒙学者のチェーザリ・ベッカリーア。社会契約説を基本におき、刑罰の存在理由から各犯罪に対する量刑はどうあるべきかまで導いています。

 何をやっても自由。自己の利益だけを考え永遠に他と争い続ける世界。その世界から抜け出し、最大多数の最大幸福を得られる社会を作るために、各自が平等に自由の一部を手放した。どの自由に轡を嵌めるかを定めたのが「法律」それを守らせるためにあるのが「刑罰」。

 市民によって選ばれた立法者が法律を作り、司法は法律に定められた通りに裁く。その過程で、恣意的な厳罰、のみならず恩赦もあってはならない。犯罪を犯したのが誰であろうと、どんな些細な罪であっても、法律に決められたとおりきっちり刑罰を科す。あくまでも「法律」に従うべきだと。

 何が犯罪になるか、その犯罪を犯したらどのような刑罰を受けるかを明確に規定しておく。法律で定められていない刑罰を科すことをしてはならない。罪と罰は釣り合っているべきだ。他にも、犯罪認定にはしっかりとした証拠が必要だ、拷問は禁止、と現在社会では当然とされていることが数多く述べられています。王侯貴族という特権階級が跋扈する時代に。

 ちなみに、死刑制度には反対、終身隷役刑にすべきだと。でも、刑の執行は迅速に行われるべきだとも。

 団藤重光の『死刑廃止論』すら読んでいない身としては死刑制度についてあれこれ言うつもりはありません。ただ、日本の刑罰に死刑があるのは紛れもない事実です。そして刑事訴訟法では判決の確定から6ヶ月以内に執行することが定められていることも。にもかかわらず、「(死刑執行命令書には)サインしない」と発言をし、一時間後に発言は撤回したとはいえ、在任中に一度も命令書にサインしなかった大臣もいました。死刑執行は大臣によりけり。おかしいですよね。鳩山大臣の発言は、失言と切り捨てるほど的外れとは言えないのではないでしょうか。

 鳩山発言だけではなく、年金を横領をした職員を告発しない首長、もちろん死刑制度についても考えさせられる古典です。

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