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『42.195キロへの挑戦』

 先日開催された東京国際女子マラソンで、アテナ五輪金メダリストの野口みずきが大会新記録で優勝しました。北京五輪代表入りは確実ということなので、是非連覇して貰いたいものです。現在は女子の強さが目立っていますが、以前マラソンと言えば男子だった。瀬古、中山、宗兄弟たちが世界中の大会で活躍し、五輪の金メダルがないのは不思議なぐらい。

 彼らの活躍もあり、市民ランナーが増えマラソンブームも起きていた頃に出版(1984年)されたもの。著者は、松島駿二郎・生和寛。

 副題は「あなたも一年でフルマラソンが走れる!!」。オリンピックや世界選手権と同じ42.195kmを走りきれる体力を、一年間で身につけるプログラムを紹介しています。それも楽しみながら。もちろん対象は一般の市民ランナーです。

 トレーニング方法は、毎週、少しずつ走る時間を長くしていき、一年後にフルマラソンを完走できる力をつけるというものです。一週間のうち日曜日は他より長時間、水曜日だけはお休み。無理なく気楽にがモットーで、初日のノルマは速足でたった5分間歩くだけ。近くの、コンビニへ行くより短い時間です。

 第1週は、速足のみ。第5週でも最大18分しか走りません。第22週の日曜日でやっと1時間。第42週で2時間、第49週でついに最長時間となる3時間を走ります。第52週が終わる頃にはフルマラソンを走りきれるようになっているというぐあい。

 実際にやってみたのですが、最初のうちは楽々でトレーニングなのかなんだかわからないくらい。1ヶ月経っても30分も走らないから、物足りなくなります。順調に走る時間を延ばしていき、半年も経つと1時間くらい苦も無くスイスイ。しかし、32週目で挫折。走る時間が長くなったからではなく、真夏の暑さに負けた。夕方でも気温が高かったので、一度中断して秋になったら再開しよう、と思ってそのままに。

 それでも1時間半くらいなら息切れしないで走れるようになりました。

 これからフルマラソンにチャレンジしたいと思っている人にお薦めなのですが、惜しいことに絶版です。十分需要はあると思うのですがね。

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